白濁の湯に黄と赤が色鮮やか!山峡の静かな宿で至福の時間を過ごす

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白濁の湯に黄と赤が色鮮やか!山峡の静かな宿で至福の時間を過ごす

峡雲荘
松川温泉・岩手県

 東北の紅葉の名所といえば、八幡平(はちまんたい)は五指に入るだろう。周辺には秘湯の趣を色濃く漂わせる温泉が点在している。松川温泉は八幡平の南、標高800メートルの山峡に湧き、4軒の宿がある。高温の温泉熱を利用して、日本初の地熱発電所が造られたことでも知られる。
 東北道松尾八幡平ICから車で八幡平方面に向かって6キロほど走ると、松尾八幡平ビジターセンターがある。ここから県道23号、通称「八幡平アスピーテライン」を西へ向かう。新緑も素晴らしいが、9月下旬~10月上旬なら車窓に錦繍の山並みを眺めながら快適なドライブを楽しめる。松川温泉へはビジターセンターから南へ向かう。
 峡雲荘は、松川渓谷沿いに本館と別館が棟続きで立つ。木をふんだんに使った館内は、ロビーに囲炉裏が切られ、山の宿らしい温もりが感じられる。
 男女別大浴場の外に露天風呂があり、緑がかった乳白色の湯が湯船からあふれている。広い男湯側の露天風呂は混浴。風呂は松川渓谷の上、地熱発電所から上がる蒸気が見える位置にあり、湯船につかりながら、ブナやミズナラの原生林が黄色に色づき、カエデやナナカマドの赤が混ざる景色を眺められる。
 夕食は、旧松尾村の特産だったホロホロ鳥を使った鍋が名物。脂肪が少なく淡泊な味。幻の魚イトウやイワナの刺し身、キノコ類の炒め物やおひたしなど、地場産の食材を活かした料理が並ぶ。山峡の静かな宿で杯を傾けていると、至福の時間が過ぎていく。床に就く前にもう一度、満天の星を見ながら露天風呂につかりたい。
 原則土・日曜の朝6時30分からは、宿周辺を50分~1時間かけて巡る朝の散歩を実施。八幡平市の観光ガイドの福島亨さんは「紅葉の時期はイタヤカエデやハウチワカエデなどの落葉を見せながら、微妙な色の違いを説明します」。朝から充実した時間が過ごせて得した気分だ。
 帰路、松川温泉から八幡平に寄る場合は、県道318号利用で約15キロ。通称「八幡平樹海ライン」と呼ばれ、ブナやカエデなどの広葉樹が色づく。八幡平の紅葉が10月初旬で、松川温泉が10月中旬だから、このルートはその変化を実感できる。

出典 http://zasshi.news.yahoo.co.jp

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